手持ちのPCを使う場合と、新しく買う場合
手持ちのPCをサーバーにすれば、新しい機器代はかかりません。ただし、24時間動かす電気代や、いずれ買い替える費用は必要です。この記事では、両方で同じアプリを動かせることを前提に、今から増える支出と機器代を月割りした費用を比べます。実測レビューではなく、仮定を使った試算です。
契約中のVPSやレンタルサーバーに空きがある場合は、そこへ追加した際の増額も比べます。使える言語・容量・公開方法が合えば、新規契約せずに済むこともあります。
30Wで常時稼働すると、電気代はいくらか
月の電気代の目安は、平均消費電力W ÷ 1,000 × 稼働時間 × 1kWhあたりの単価です。仮に平均30W、24時間×30日、単価30円/kWhなら648円。80Wなら1,728円です。30円は説明用の仮定なので、契約の単価に置き換えてください。電源装置の定格ではなく、実際の稼働状態の平均電力を使います。
新しく36,000円の機器を買い、36か月使う仮定なら、機器費の月割りは1,000円です。30Wの例と合わせて月1,648円。ただし初月の現金支出には購入代全額が必要です。追加回線、バックアップ、冷却などの費用があれば足します。既存PCを常時起動している場合、追加支出の計算では導入前後の電力量の差を使います。
さくらのVPS:月払いと年払いの料金
比較例として、さくらのVPS公式料金表では、石狩の2GBプランは仮想3コア・SSD100GBで月払い1,738円、年払い19,118円、初期費用0円です。税込、2026年9月17日確認。年払いの月額換算1,594円は毎月の請求額ではなく、12か月一括の金額を割った表示です。
同じ公式ページには最低利用期間3か月とあります。月払いでも1か月だけの支出で終わる前提にはできません。割引などを考慮しない3か月分の基本料金は5,214円です。年払いの安さと、試してやめる際の負担を一緒に見てください。
費用差に含まれない性能と保守
この試算では、30Wの手持ちPCの電気代は月648円。新規購入費も月割りすると月1,648円です。VPSの月払い1,738円との差は、それぞれ1,090円と90円になります。ただし、同じ性能を示す比較ではありません。応答時間、メモリ使用量、バックアップからの復旧は、実際に動かして調べる必要があります。
自宅では停電や回線停止への対応が必要です。VPSも借りれば運用を任せられるわけではなく、公式案内のとおりOS更新やアプリの管理は利用者が行います。手持ち環境で不足する性能や運用上の負担を調べ、その条件を満たす構成同士で費用を比べます。